井上出張写真館らしさ

先日、新生児のあかちゃんの撮影をさせてもらいました

そのエピソード&写真は後日紹介させてもらいます

 

前日、楽しみすぎて、少し緊張してしまいました。布団に入ってからわくわくどきどきしてしまい  なぜか 新生児フォト で検索してしまっていると

 

ん? 新生児ってやっぱうつぶせにして、手を組ませたりした方がいいんか?

裸にした方がいいんか?

帽子かぶせた方がいいんか?実際かわいいしな!!

と何故か焦ってしまいましたが、いやいや 私は赤ちゃんをうつぶせにするなんて、怖くてできないし、私らしく、あかちゃんが毎日お母さんと過ごしている時間を撮らせてもらおう と我に返りました

 

最近ポートフォリオを一新して、出張写真館の写真を大幅に増やしました(許可を得たご家族のみ)

以前は、主にポートフォリオを見てもらう制作会社の方や、デザイナーさんにはあまり関係ないかな  と考えていた写真ですが、2年程放置していたポートフォリオを眺めていたら、『つーか、私のポートフォリオなんて、ディレクターさんやデザイナーさんにはそもそも関係ないよね。関係ない上に私らしくないポートフォリオ見せられても、何見せられてるかわからないよね』と閃いてからは、写真のセレクトに迷いがなくなり、出張写真館の写真もメインの一つにして、私なりにいいポートフォリオになりました

 

プリントして並んだご家族の笑顔を見ていて、自分が井上出張写真館で何をしたいのか、改めて気づかされました

 

人もうらやむ写真ではなく、写るご家族が喜んでくれる写真を撮ること

その家族らしい、それぞれの家族の今を、時間を撮らせてもらうこと

アーティストではなく頼んでくれるご家族にとっての、街の写真館の親父のような存在である(目指す)こと

 

もっとみんなに喜んでほしい。もっと沢山の家族を撮らせてもらいたい

と思う中で、最近は出張撮影をしてる方の活動を見て、勉強させてもらうこともありました

 

ストックフォトのように美しい写真や、ポスターのような写真を見ると

こういう写真、絶対嬉しいだろうな 素敵だな と思い、こういう写真も増やして行かなきゃ と反省していました 

 

ところが、それを撮影で意識すると、お客さん、特に何年も撮り続けてくれる人からは「そういうのなくてもいい」と言われることが何度かあり、自分の中でも迷いがありました

 

私は迷っていたけど、撮らせてもらった写真の中のみなさんの笑顔と、お客さんは私より良く、井上出張写真館らしさを分かってくれていました

 

もちろん、これからも2時間の中で様々な写真を撮りたいと思います

もっと喜んでもらえる余地はまだまだあります むしろ余地しかない

 

 

それでも、これまでよりぶれずに、自信を持って精進していきたいと思います